「お見舞い申し上げます」

 本年4月8日付けの時事通信社の報道によると、拉致問題対策本部事務局の50代の男性職員1人が新型コロナウイルスに感染したと内閣官房が発表したとのこと。その男性は、拉致問題担当相を兼務する菅義偉官房長官ら官邸幹部とは接触していないという。また、内閣官房によると、男性職員は4日に倦怠感を覚え、8日にPCR検査を受けたところ陽性が確認されたとのこと。 
 当ネットワークと拉致問題対策本部事務局は、年に1~2度、拉致問題や北朝鮮問題に関しての意見交換会を通じて交流がある。当ネットワークと拉致問題解決に対する見解に異なる部分があっても、お互いに目指している山の頂きは同じであるだけに、同志として感染した男性職員の容態を案じている。
 その男性に限らず、多くの政府職員が様々な形で新型コロナウイルスへの対応のために応援に駆けつけているのだと思う。先般、情報公開請求のことで厚生労働省の情報公開担当者と電話で話したとき、その担当者もこれまでに数回、新型コロナウイルスへの対応のために応援に出ていったと話していた。
 各省庁の政府職員が、新型コロナウイルスへの対応のために様々な形で御尽力されていることに敬意を表するとともに、この度新型コロナウイルスに感染した拉致問題対策本部事務局職員の一日も早い回復を心から願っている。

令和2年4月9日

北朝鮮人権人道ネットワーク(NKHNW)
代表 陶久敏郎
役員・アドバイザー一同